Happy Color
〜大人の塗り絵


大人の塗り絵を始める前の、簡単な知識です。

   大人の塗り絵とは

  • 1. 大人の塗り絵とは
    塗り絵は、線画(せんが)に色を塗って楽しむものです。線画は塗り絵本を買うことで入手できます。

    線画とは、色が塗っていない線でのみ描かれている画です。
    線画

    塗り絵本には、
    ・原画付き(元となる画・絵画)、と
    ・原画無しがあります。

    本WEBでは、河出書房新社発行の原画付き塗り絵本を使っています。

    170種類以上あります。
    一冊には、11種類以上の塗り絵の原画と線画が入っています。

    はじめて方は「やさしい 大人の塗り絵」がいいでしょう。
    本屋さんやネットで購入してください。

    塗り絵本
      ↓      ↓
    原画 線画
    11種類以上の塗り絵の
    原画と線画が入っています

  • 2. 画材は限られている

    塗り絵は大抵24色や36色程度のセット売りの色鉛筆で始められる人が多いです。(中には12色の方もいる)
      
    画材とは、広義には筆・絵の具・紙・カンバスなど絵をかく時に必要な道具を言いますが
    ここでの画材とは、色鉛筆を言います。

    24色や36色を使い、原画(元となる画)を見ながら、線画に色付けしていくのです。

    然しながら、自分で塗りたい(表現したい)色が手元に無いことが多いものです。

    例えば、葉の色では若葉や光の当たっている葉、濃い色の葉、影になっている暗い葉など、様々な緑色の葉がありますが、手元にある数本の緑系の色鉛筆では対応できません。

  • 3.混色で色を増やす

    そこで、色鉛筆では混色という技法で、持っている色以外の色を表現し目的の色に近づけていきます。

    混色とは、
    色を塗った上に更に他の色を塗り重ねる(重ね塗りともいう)技法ですが、幸い、色鉛筆は混色が可能で、

    例えば赤の上に緑色を塗っても、絵の具のように汚い濁った色にはなりません。

    注)色鉛筆によっては、混色が苦手なものがあるので、買い求めるときには注意が必要です。

    重ね塗りで、2色目3色目と多くの色を塗り重ねていくとき途中でツルツルすべって塗り重ねが出来なくなる色鉛筆があります。

    特に安価な色鉛筆の中には、混色が苦手なものが多いようです。

  • 4.混色の方法

    同系色による混色
    同系色とは色相環(しきそうかん)で隣り合う色をいいます。
    同系色を塗り重ねると、落ち着いた雰囲気な色になります。

    補色による混色
    補色とは色相環で反対側の向かい合う色で、反対色ともいいます。
    補色を下塗りに使うと、濃く強い色合いを表現できます。

    例えば、濃い(暗い)緑色を表現する場合には、下塗りに緑色の補色として、赤系(赤、ピンク、茶色など)を塗り、その上に緑系を塗ります。

    黒い色を塗る場合
    黒色エンピツを使わず、赤系+緑系、赤系+青系などの補色どうしを重ね塗りし、これにより、より濃い黒を表現します。

  • 5.原画と同じ色は出せません 

    原画はプロの画家が水彩絵具などで描いており、色鉛筆では到底原画と同じ色は出ません。

    原画と同じでなくてもよく、絵として完成させてください。

    自分の特色を出して描くようにしてみてください。
    例えば、明るく描く、もっと赤みがかった色合いにする、など。

以上