八幡神社 (2001)
八幡神社 2001(H13)/08/13

国指定重要文化財(建造物)

大館八幡神社神殿2棟、 平成二年三月十九日指定、

所在地:大館市字八幡一番、
所有者:宗教法人大館八幡神社


 大館八幡神社は、慶長十五年(1610) 初代大館城代となった小場(後の佐竹)義成 公が常陸国より神霊を勧講し城内に創建、その 後四代佐竹義武公が貞享四年(1687)現在地に 還し、神殿を創建したものです。  

神殿は現在鞘堂の中にあり、正面向かって 左に「正八幡宮」、右に「若宮八幡宮」の 二棟が並び建っている。

両殿とも一間社流造 向拝一間、柿茸で、向拝に七擁文。牡丹唐草文、 木鼻に牡丹(本宮)・若葉(若宮)を彫り、 建立当初の姿をよく遺しています。  

この神殿は江戸時代前期の建築ながら、蟇 股・木鼻・虹梁等の細部の手法に桃山様式の 遺風を伝え、華美にはしらぬ彩色とともに。 東北における洗練された流造の建物です。

文部省、大館市教育委員会

写真撮影 平成13年8月13日




大館八幡幼稚園


八幡神社からの樹海ドーム