旧小野瀬邸 (文化財)

旧小野瀬邸


旧小野瀬邸は明治から大正、昭和にかけて建てられた、この地方の典型的な商家建築。2004年、国の登録文化財に認定された。

旧小野瀬邸の地図



旧小野瀬家住宅店舗  (登録番号: 08 − 0112)
名称: 旧小野瀬家住宅店舗 (きゅうおのせけじゅうたくてんぽ)

構造: 木造2階一部平屋建、瓦葺一部鉄板葺、建築面積210u

年代: 大正初期

所在地: 茨城県龍ヶ崎市4252

登録基準: 造形の規範となっているもの

備考(調査): 代々「忠兵衛」を名乗った県南の豪商・実業家。屋号は「筆忠」。

解説文: 龍ヶ崎市街上町往還に南面して建つ。桁行5間梁間3間,切妻造,桟瓦葺の平入2階建町家で,前面に幅5尺の下屋を差し掛ける。1階店舗の1尺2寸角大黒柱や,成3尺幅1尺材などを用いて整然と組んだ根太天井,下屋部の海老虹梁など剛直な架構に特色がある。

旧小野瀬家住宅主屋  (登録番号: 08 − 0113) 20040217
名称: 旧小野瀬家住宅主屋  ( きゅうおのせけじゅうたくしゅおく)

構造: 木造平屋建、瓦葺、建築面積65u

年代: 明治初期

所在地: 茨城県龍ヶ崎市4252

登録基準: 造形の規範となっているもの

解説文: 店舗背面玄関部の北に建つ。南北棟,片寄棟造,桟瓦葺の木造平屋建で,6畳・6畳・8畳の3室を南北に並べ,8畳西面に床と棚を構える。東面と北面に縁廊下を廻し,北西端に便所を配する。大正初期建築の剛直な店舗に比して低平で端整なつくりに特色がある。

旧小野瀬邸の画像

旧小野瀬邸の地図 (Google)


参考資料
  • 文化遺産オンライン